「次のステージに向けて~振り返りと準備を~」
- 詳細
- 参照数: 68
ようやく花をつけ始めた中庭の梅、寒さをしのいで存在感を増してきた花壇のパンジーやビオラたち…いよいよ春到来です。
3月14日に挙行した第66回卒業証書授与式では、15名の卒業生がそれぞれの3年間を胸に刻み、春からの生活に希望を抱きながら、立派な姿で佐伯中学校を巣立っていきました。卒業生の凜とした態度が厳かな空気をつくり、気持ちのこもった送辞や答辞、そして素晴らしい合唱が心に響いた式典でした。式後の和やかなセレモニーも含め、本校の生徒たちの良さや成長を改めて感じました。新たなステージに進む卒業生が、しなやかにたくましく、自分らしい人生を歩んでいくことを心から願っています。
<生徒のみなさんへ>
みなさんはこの一年間、一人一人の、そして各学年の持ち味を発揮しながら、仲間とともに様々なことに取り組み、力を伸ばしてきました。1日1日の変化は小さくても、目標やより良い自分を意識し続けられた人は、大きな成長につながっているはずです。また、うまくいったことだけでなく、うまくいかなかったことも価値ある経験で、次のステップに向かうための学びです。今年度を終える今、1年を振り返って自分のがんばりや成長、現在地を確かめてみてください。
「結果を出すためにやり尽くしたといえる1日1日を誰よりも大事に過ごしてきました。」「目標を立てればいいのではなく、いかに目標に向かって真剣に取り組めるかも大切です。」これは、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の言葉です。また、先日1年生が3年生や小学校の港先生を招いて行った「進路についての座談会」でも、進路実現に向け「今のうちから〇〇しておいたほうがいいよ」というアドバイスがたくさんありました。 夢や目標を叶えるには、いざという時に頑張るのではなく、そこまでの準備や努力が大切だということです。1・2年生のみなさん、新年度の自分を思い描き、次のステージで良いスタートが切れるよう、今できる準備をしっかりする春休みにしてください。
<保護者、地域の皆様へ>
この一年間、様々な行事や活動で生徒が頑張る姿やこちらの想像を超えて力を発揮する場面を見て、やはり子どもたちの力は素晴らしいと感じました。と同時に、それは子どもたちを支え励まし、また応援してくださった保護者の皆様、地域の皆様のご理解とご支援があってこそだと感謝しております。本当にありがとうございました。
今年度はコミュニティ・スクールとしてのスタートを切り、3月の学校運営協議会では、8月の熟議で皆さんからいただいた意見をまとめた「めざす子ども像」も下の図のように固まりました。今年度の成果と課題を踏まえ、新年度も、家庭や地域、園、小学校との連携を深めながら、よりよい学校づくりに努めてまいります。今後とも本校教育活動へのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。