地域とつながる!

 新年度が始まり、2か月弱。暦の上では夏を迎え、山々の緑も色濃く鮮やかになってきました。植物にとっては、陽射しと高まる気温と恵みの雨を受け、変化と成長の季節です。生徒たちも、進級時の気持ちの高まりに加え、日々の学校生活や校外行事等における様々な人との関わりや体験を通して成長できるタイミングだと思います。特に4月に行われた校外行事では、学校では学べない多くのことを学び、今、各学年でそのことを様々な形でまとめ、発信・交流しています。

 そのような中、先日は6月3日(土)に実施予定の冴気祭(体育会の部)に向け、学級委員会主催の「グラウンドをきれいにし隊」(環境整備)が行われました。生徒や保護者の方以外にも、20名以上の地域の方が早朝より草刈りに力を貸してくださり、中学校(の生徒)がいかに皆さんに支えられているかを改めて感じました。ご協力、本当にありがとうございました。ちょうど体育会の練習が本格的になってきたところです。当日生徒たちは、感謝の意も込めて、最高の演技をお届けしますので、短時間でもご観覧いただければ幸いです。

 近年、子どもたちや学校、地域を取り巻く環境がますます複雑になり、様々な課題も指摘される中、子どもたちの健やかな学びと成長のためには、今まで以上に学校と家庭・地域が一体となって子どもたちを育む「地域とともにある学校づくり」が必要になっています。本校では、これまで行ってきた「地域とつながる活動」について、ニーズや実態を踏まえた持続可能なものになるよう見直していきたいと考えています。地域とつながることが、子どもたちはもちろん、保護者や地域の方、そして学校にとってもプラスになるということを実感していただけるよう、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の導入を見据え、小学校ともしっかり連携しながら取り組んで参ります。