様々な挑戦 11月20日

 グランドのメタセコイアの葉も色づき、吹く風の強さに冬の足音を感じる頃となりました。県内、国内はもとより世界的にも新型コロナウイルス感染症の感染拡大のニュースが連日のように報道され、安全な学校生活のためには何が必要かを考えています。ご家庭や地域の皆様も、それぞれの職場やコミュニティで同様に考えておられるのではないでしょうか。
 不安定な社会の状況とは裏腹に、佐伯中では生徒はとても元気に頑張っています。日々の授業や部活動、休み時間の友達とのおしゃべり、掃除、給食、ボランティア活動……時には冴えない顔をしていることもありますが、笑顔で毎日を楽しんでいます。生徒たちを励まし導く立場の私たちですが、生徒から多くのエネルギーをもらっていることに気付かされます。

 2学期も残り一月となり、3年生はいよいよ進路選択の時期が迫ってきました。現実味を伴って真剣に自分の将来について考える経験は初めてのことだと思いますが、これが中学生だとも思います。不安になることもあるでしょうが、自分を見つめ、信じ、希望をもって未来の自分に挑戦してほしいと思っています。
 HPの記事にも載せましたが、今年度本校は県からオリンピック・パラリンピック教育推進校に指定されています。体育の授業でも学習をしていますが、道徳や総合的な学習の時間等でも学習を進めていきます。今後、東京でオリンピック・パラリンピックが実施されるかどうかは分かりませんが、その意義やそこに挑む選手達の生き方・考え方を学び、自分の生き方につなげてもらいたいと思っています。また、特にパラリンピックに焦点をあてて、本当の意味での「公平」さについて共に考えることで、人権について考える機会としたいと思っています。
 寒さに負けず、残り一月、佐伯中学校は走り続けます!