「目標がその日その日を支配する」
気温が当たり前のように30度を超え、梅雨明けも間近となった今日この頃。いよいよ夏本番!あちこちから甲子園を目指す高校野球の話題も聞こえてくるようになりました。残念ながら我が母校はすでに敗退しましたが、暑い中ひたむきにプレーする球児の姿に胸が熱くなることは今でもあります。
高校野球といえば、思い出す話(言葉)があります。2021年に西武ライオンズを最後に引退した松坂大輔投手のことです。松坂さんは、神奈川県予選の決勝で負けた高校2年生の夏、監督から「目標がその日その日を支配する」という言葉を教わり、目標を「甲子園出場」から「甲子園優勝」に変えたそうです。自分の甘さを自覚し、練習の「質・量・心構え」を見直して取り組んだ結果、次の年は甲子園春夏連覇の偉業を成し遂げ、その後プロ野球や大リーグで活躍しました。
ちなみにこの言葉は、後藤静香氏の「第一歩」という詩の一節です。明確な目標があるかないか、またそれがどんな目標かによって、毎日の過ごし方が変わる、決まってくるということです。
また、期末テスト後に、外部講師による出前講座を幾つか実施しましたが、その一つ、明誠学院高校の教頭先生による進路講座の中でも、目標を明確にもつことの大切さについて教えていただきました。
いよいよ明日から夏休み。平等に与えられた時間も、使い方次第で大きな差が出るものです。自分がやったことは、自分に返ってきます。「いつの間にか過ぎた夏休み」ではなく、「これに挑戦した!」「目標をもってこう過ごした!」と言える夏休みにしてほしいです。
最後に、こうして無事1学期が終了できたのは、保護者の皆様のご理解・ご協力、地域の皆様のご支援があったからこそと感謝しております。夏休みはご家庭や地域で過ごす時間が長くなります。引き続き生徒の見守り・サポートをお願いいたします。