驚きと喜び 10月20日

今年度最初かつ最大の学校行事「冴希祭」が無事に終了しました。
 年度当初は「学校行事自体がどのくらいできるのか」すら予測の立たない中、何を残し何を削っていけばよいのか等を、教職員はもちろんのこと代表生徒を中心に全校で考えてきた行事でした。開閉会式での生徒会会長 横谷君・副会長 下山君のあいさつでも、準備期間の長さや大変さについて触れられていました。
 長い苦労の末に実施した冴希祭は、練習や準備の段階から生徒たちは真剣でした。本番は、生徒たち自身が楽しみ、精一杯やりきったものとなりました。ハプニングがあっても、どうやってその場を盛り上げていくかを考え、よいと感じたことを自分で進んで行っている姿には、大変な驚きと喜びがありました。
主体的に活動するという目指す姿がそこに見えたからです。
 振り返りの会では、全員が自分の言葉で堂々と考えを伝える姿もありました。特に3年生は、自分の思いや後輩に託したいこと等をよく考えて話していて、昨年からの大きな成長を実感しました。また、頑張っている姿や助けてもらったこと、協力してもらったこと等、周りのことに気付き、言葉にしてくれた生徒もたくさんいました。周りに目が向き、周りとの関係の中で自分がいることを実感してくれたのだと、やはり体験を通して学ぶことの大きさをしみじみと感じました。
 本校は今年度から生徒数が50人台となり、いわゆる小規模校であり、大きな学校と比べると切磋琢磨する機会が少ないなどのデメリットがあります。しかし、育てたい姿や付けたい力を明確にすることで、小規模校だからこそできることを利用しながら、生徒の成長を種に栄養を与えられる学校でありたいと、気持ちを新たにしました。
 冴希祭に向けて、様々な面からサポートしてくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。また、ご家族の皆様、当日は温かい応援をいただきありがとうございました。