大切な日々の積み重ね 12月24日
今日で2学期が終わりました。2学期は最も長い学期と言われますが、数えてみると127日(授業のある日では87日)でした。思い返せば臨時休校の遅れを取り戻す目的で例年よりも早い8月20日からスタートした2学期でした。
3年生の延期されていた沖縄への修学旅行は中止となり、いろいろな活動が制限される中でしたが、地域の事業所の皆様にお世話になり2年生はチャレンジワークを実施することができました。また、コロナウイルス感染症対策を講じた今年度独自の「冴希祭」も何とかやり遂げました。試行錯誤をしながら臨機応変な対応が必要でしたが、生徒たちは(そして教職員も)見事に応えてくれました。その他にも、高校の先生をお招きしての出前授業や、オリンピック・パラリンピック推進事業「あすチャレ!」でのリモート学習、生徒会活動、部活動、毎日の授業……多くの学びを重ねてきました。その時々にたくさんの生徒のあふれる笑顔や真剣な眼差しがありました。
1学期の臨時休校期間には「当たり前がいかに当たり前でないか」を思い知らされ、生徒たちにとってそこからの日々の学校生活は、去年までの学校生活とは異なる何かをもっていたのではないかと思います。期待していたことができなくなっても、くさらずに過ごせたのは「当たり前の生活」を大切に思う気持ちがあったのではないでしょうか。だからこそ、一つ一つの取組に真剣に向き合いながら成長することができたのだと思います。毎年2学期の生徒の成長には目をみはるものがありますが、今年はより一層大きな成長を感じることができた学期でした。
生徒たちのがんばりの成果を書きましたが、その生徒たちを支えてくださっている保護者の皆様、地域の皆様方なくては、現在の子どもたちの姿はありません。陰になり日向になり本校教育推進にご協力いただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。最後になりましたが、感染拡大の状況が続いています。お身体に留意され、よいお年をお迎えください。
生徒のみなさん、明日から冬休みです。家庭でゆっくり過ごすことができるチャンスです。自分で決めた目標が達成できるよう、メリハリをつけて生活してください。また、健康管理には十分に気をつけ、全員元気に3学期始業式に臨んでください。