「コミュニケーション」
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コミュニケーション力が非常に高い人のことを(褒め言葉で)「コミュ力(りょく)お化け」などと言いますよね。お化け級でなくても、人と関わり合いながら生きている私たちにとって、人間関係を築いたり、仕事や学習をスムーズに進めたり…みんなが心地よく生活するために、コミュニケーション力はあるに越したことはありません。
コミュニケーションの語源は「分かち合うこと」「共有すること」という意味のラテン語 “communicatio”だそうです。つまり、コミュニケーションとは、単なる情報伝達ではなく、伝えることと受け取ることを繰り返す中で、大切な「何か(情報や考え、感情など)」を分かち合い、共通の認識をもつこと=理解し合うことなのです。コミュニケーションを上手に成立させるためには、相手の立場や背景を想像しながらわかりやすく伝えること、相手の背景を想像しながら理解しようという気持ちで(聴いて)受け止め、分からなければ質問して(訊いて)確かめ、そのことを相手に返すことが大切になってきます。そしてそれは「言葉」の側面と表情やしぐさ、声のトーンなど「非言語」の側面と両方があり、「非言語」の部分にも注意が必要です。
佐伯は少人数のため、よく知っている仲間や家族、先生などとのやりとりや察してもらうことは得意ですが、公の場や大人数の場、知らない人とのコミュニケーションは苦手な人が多い気がします。「めざす子ども像」や「学校経営計画」でも「コミュニケーション力」はキーワードの一つです。そういう意味では、10月18日、「サエスタ」で行われた小中合同咲笑希祭は、その向上に向けた実践の場としてとても有効でした。
ステージ発表では、小学生の発表をしっかり見て受け止め、自分たちの合唱では、聴く人に伝えたいメッセージが届くように強弱や表情も工夫して精一杯歌いました。また、各学年のパビリオンでは、小さな子どもからお年寄りの方まで楽しんでもらえるよう趣向を凝らし、お客さんがスムーズに動けて、笑顔になることを心がけて活動できていました。来場者も生徒たちも、楽しく生き生きとした表情だったのが印象的でした。こ の後、学校で成果と課題を振り返り、普段からより良いコミュニケーションを意識するなど、今後につなげてくれることと思っています。ご参加・ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。

