それぞれの春に向けて…準備と挑戦を!

 先日、さぼり気味だったジョギング&ウォーキングに出かけ、いつもと違うルートを選んで進んでいると、道の複雑な団地に迷い込んでしまいました。結果として予定よりかなり長い距離を歩いたり走ったりしたのですが、不思議と疲労感はなく、初めて通る道で新たな発見や気付きもありました。

 「いつもと違うことをする」のは脳に良いと聞いたことがあります。普段と違うことをしてみることで、脳が活性化されたり、ものごとを新たな視点で見られたり、新たな発見や偶然の出会いがあったりするのだそうです。大がかりなことではなく、「いつもと違う道を通る」「いつも読まないような本を読む」「普段と違う交通手段を使う」「普段あまり頼まないメニューを頼む」等、ちょっとしたチャレンジでいいのです。私たちはともすれば「いつもと同じ」ことに安心感を覚え、現状維持を選びがちですが、いつもと違う小さな挑戦を選択することで、新たな自分と出会ったり思いがけない幸運につながったりすることもあるのかもしれません。

 学校においても、挑戦、改善への意識は大切だと考えています。今、生徒も教職員も今年度のまとめをしながら来年度に向けての準備を進めており、実際に、校則や男女混合名簿等、変更を予定していることがいくつかあります。詳しくは別途お知らせしますので、ご理解ご協力をお願いいたします。今後も、生徒の成長や幸せのために変わらず大切にすべきことは続けながら、時代や社会の変化に合わせて、またより良くするために、必要な変化は取り入れていきたいと思います。

 ウォーキング中、野山や庭に咲く紅白の梅の花が青空に映えていました。梅の花は別名「春告草」とも言われ、桜よりも少し早く私たちに春の訪れを知らせてくれます。今3年生は自分の進路実現に向けて挑戦を続けているところです。暦の春、自然界の春に続き、自分自身に本当の春が訪れるよう、最後までやり抜き、自分の力で未来を切り拓いてほしいと思います。そして胸を張ってこの佐伯中学校を巣立っていってください。1・2年生も、先日の「新入生中学校1日体験」での立ち振る舞いから進級への意識が上がってきていることが感じられました。3年生からバトンを受け継ぎ、進級、試合、受験…来たるべきその時に向けて、今できる準備と挑戦をしっかりしていきましょう。

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