「地域とともにある佐伯中を目指して」

 1月末に中学校の同級生と食事(プチ同窓会)をする機会がありました。コロナ禍でしばらく集まれていなかったこともあり、近況報告から中学校時代の思い出話まで様々な話に花が咲き、あっという間に4時間が経っていました。その場にいない友人や先生方の名前も飛び交い、部活動やクラスの何気ない一コマがいとも簡単によみがえりました。中学校時代は、あれこれ悩みながら心も体も大きく成長した大切な期間であり、あのころの体験が今の自分を支える土台を作ってくれていると改めて感じました。

 また、岡山トヨタの代表取締役で岡山県教育委員会委員の梶谷俊介氏は、『教育時報(R4.1月号)』で「地方創生」について次のように書いています。

地方創生を成し遂げるには、行政だけでなく、そこに暮らす人々や企業が共通認識をもって、行動していくことが必要です。~中略~将来の地域を担うのは子供たちであり、子供たちが地域にどんな思いを持ち、行動するかが地域の将来を決めます。~中略~地域の子供たちが将来も生まれ育った地域を大切にし、地域の発展に寄与したいと思うかどうかは、高校生までに地域でどんな体験をしたかに左右されます。】

 中学校が人としての成長において、また地域の発展において果たす役割が大きいことをひしひしと感じます。

 佐伯中学校では、平成30年頃から「自分たちを支えてくれている地域に笑顔と元気を届けよう」と、「地域とつながる活動」を行ってきました。生徒たちも、地域に貢献しようというスピリッツを先輩から受け継ぎ、取り組んでいるところです。そのような中、この度、地域行事に生徒が企画段階から参画し、様々な提案をしたり、当日の運営や後片付けボランティアに参加したりすることで、地域とともにある学校づくりを前進させたことが評価され、「さえきふるさと夏祭り」佐伯中学校実行委員会が和気町教育委員会から表彰を受けることになりました。生徒たちの活動が認められたことを嬉しく思うとともに、これは、にこにこ園での地域の方との温かいふれあいや、小学校での地域学習、総合的な学習における豊かな学びがあってこそだとも感じています。今年度、佐伯小・中学校では「コミュニティ・スクール=保護者・地域・学校が一体となって佐伯の子どもたちを育んでいくしくみ」がスタートしました。三者が、そして園小中が繋がりあって、より良い学校・地域になるよう知恵を出し合い、佐伯の子どもたち、そして佐伯地域を育てていきたいと思います。

 3年生は今、それぞれの未来に向けて、佐伯の仲間と別れ、学びの場を佐伯の外へ変えるという節目の時を迎えようとしています。3年生のみなさん、これまで頑張ってきた自信と誇りを胸に佐伯中を巣立っていけるよう、残り少ない日々を大切に過ごしてください。そして1・2年生は、3年生からバトンを受け継ぎ、自分たちのアイデアも入れながら、地域とともにある佐伯中のより良い姿を考えていってほしいと思います。

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