本当の自信を育てる
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例年以上に真夏日が続いたと思えば、急に朝晩が寒くなり…心地よい秋を感じる前に冬が来てしまった感じですが、学校生活を振り返ると、生徒のみなさんの頑張りと成長が随所に見られた充実の2学期だったように思います。将来の自分や地域について考えたチャレンジワークや中学生模擬議会、初めて小中合同で行った咲笑希祭、先輩からバトンを受け継いだ生徒会活動や部活動、差別の不条理さや自らの生き方と真剣に向き合った人権学習、園小中合同花植えやボランティア活動をはじめとする各種地域貢献活動など、多くの行事や活動の中で、様々な力や心が育ったと思います。特別な場面だけでなく日常の何気ない一コマの中でも、1年生は少しずつ中学生らしくなり、2年生はテキパキと堂々とした振る舞いが増え、3年生は自分たちのことは勿論、後輩を気にかけ思いやる姿までもが見て取れました。この年末という節目に改めて自分をしっかりと見つめ、成長した自分に自信をもつとともに、次なる目標へとつなげ新たな一歩を踏み出してほしいと思います。
「自信なんてない」という人もいるかもしれませんが、正しい自信をもつことはより良く生きていくために大切なことだと思います。正しい自信・本当の自信とは他人との比較や何かの結果に左右されるものではなく、ありのままの自分を受け入れ大切に思う感覚(自己肯定感)や、物事に対して「自分ならできる、何とかなる」という自分の力を信じられる感覚(自己効力感)からなるものです。そういう自信がある人は、何事にも積極的に挑戦し、たとえうまくいかないことがあっても努力する力・頑張る力を高め、試練を乗り越えていけます。そのためには、自分の良いところもそうでないところも認め、小さなチャレンジを繰り返し成功体験を積み重ねていくことや、人から認めてもらうことなどが大切だと言われています。
生徒のみなさん、明日から2週間の冬休みです。家族や親戚との時間をはじめ楽しむところは楽しみ、やろうと決めたこと=「自分との約束」はしっかり実行して自信を高め、良い3学期のスタートが切れるようにしましょう。
保護者の皆様、地域の皆様、こうして生徒が無事2学期を終えられるのも、皆様の支えがあったからこそだと、心より感謝しております。学校の取組を理解し応援してくださったこと、苦しい時生徒に寄り添い背中を押してくださったことが、生徒の成長や地域への思いにつながっています。引き続き、頑張りを認め、自信を育てるサポートをお願いします。また、今年度コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)を導入し、様々なことを共有できたのも大きな成果でした。12月5日に行われた第4回学校運営協議会では、学校評価や次年度の委員選出、めざす子ども像、課題解決等について、説明・協議を行いました。詳しくは前の記事をご覧ください。本当にありがとうございました。
来る2025年が、皆様にとって素晴らしい一年となりますようお祈りいたします。