10月21日 感謝

 令和3年10月2日、サエスタにおいて冴希祭(文化祭の部)を開催することができました。体育会の部では無観客での実施の決定をせねばならず、本当によかったのか等自問自答することも多くありましたが、今回は一家庭3人までという制限はあったものの、生徒の頑張る生き生きとした姿を見ていただけたことを大変嬉しく感じました。
 2学期が始まった段階では、観客を入れて開催できるかどうかも見通しが立たない状況でした。「地域とつながる活動」を軸にした取組を計画していたため、「もしも無観客になった場合にはどのような活動をするのか」等、生徒も教員も迷い、頭を抱える日々でした。しかし、少しずつ状況が改善していく中で、ご家族の方限定であっても参観していただけることが現実的になり、やっと具体的に準備や練習に力が入ったような1か月でした。 そして迎えた当日。前日準備から生徒のワクワク感が伝わってきていたので、きっとよい冴希祭(文化祭の部)になるだろうと感じていました。期待通り、生徒達はよいものにしようと全員が役割を果たしたり、その場その場で考えて動いたりと、目指す姿に近づいていたように思います。
〇 僕は文化祭も楽しかったけど、準備の方が楽しかった。みんなが協力して頑張っているのを見て、みんなの文化祭に対する思いの大きさがよく分かった。設置する展示物が置けなかった時はすぐに工夫してスムーズに行動することができた。文化祭は無事成功し、とてもいい思い出になった。頑張って準備してきたかいがあった。
 地域の人ともつながれて、みんな笑顔で楽しんでいた。合唱でも協力して大きな声を出せたり互いにアドバイスしたりできていたから、大成功で終われたんだと思う。来年 はもっといいものができると思います。【3年生】
〇 正直、小さい学校だしコロナの時期だから、しょうもない文化祭になるんだろうなぁ、と思っていました。しかし、モザイクアートや写真のムービーなどで地域の人々を楽しませたり、一つ一つの委員会が楽しめるようなものを考えたり、吹奏楽同好会の演奏や全校での合唱により、コロナの時期でも思っていた以上に地域の方々を楽しませ、文化祭を盛り上げることができてよかったです。私は写真を撮って回るだけでしたが、だからこそ、準備の時、本番での多くの人々の働きが見えました。来年は、今年の文化祭を生かして、もっと盛り上がる文化祭ができたらと思います。【1年生】
 

 生徒の振り返りで書かれた文章です。たくさんの生徒が心に残った取組や場面等を思い思いに記述していました。感じることは様々でしたが、「成功した喜び」や「満足感」は共通していました。苦労して創り上げたものが形になり誰かの笑顔につながる経験は、何物にも代えがたいものです。このような形で実施させていただけたこと、本当に感謝しております。紙面を借りてお礼を申し上げます。