1月20日 試練の先に
新型コロナウイルス感染症が拡大しています。これまでも緊急事態宣言がなされる時期などもあり、危機感をもって対応してきましたが、今回の感染状況は爆発的で感染者の数がこれまでにないスピードで増え続けている状況です。昨年度の「佐中だより」でも新型コロナウイルス感染症について触れており、もう1年以上対応しているのだなと、改めてこれまで歩んできた日々を思い返したところです。
新型コロナウイルス感染症とともに歩む生活は、私達にとって決して平坦なものではありません。大人である私達ですら閉塞感を感じているので、中学生を含む子どもたちの心の負担は更に大きなものでしょう。「~したいな」と思っても「でもこれをしたら…」と思い止まることも多くあるかもしれません。暑くてもマスクは外せず、寒くても手洗いをしっかりしなければならないなど、「ちょっとくらいいいよね」と自分を甘やかすこともできにくい状況です。日々が「試練」です。
そのような中ですが、生徒達は元気に生活しています。窮屈な思いは誰しももっていると思いますが、色々な場面で互いに声をかけ合いながら普段通りに過ごす姿を目にする度に「生徒に負けていられないな」と勇気をもらいます。試練を試練と思わず、その中で楽しみを見つけながら過ごしていくことこそが、人間を一回り大きくするような気がしています。試練の先には「どんなことでも乗り越えられる強さを身につけている」明るい未来があると信じて、できることを生徒とともに一つずつ積み重ねたいと思います。
終わりに、2022年になって初めての通信の発行です。遅ればせながら、皆様あけましておめでとうございます。いろいろと制約の多い生活ですが、今年も佐伯中学校をよろしくお願いいたします。