学校生活が再開しました 6月5日
学校が再開して、2週間と少し経ちました。再開した途端に季節も春から夏へ変わったかのような気温になり、ステイホームでなまった身体には少々厳しいスタートとなりました。しかし、最初は疲れた様子の見られた生徒たちも、次第に慣れて元気に学習等に取り組んでいます。若さとは素晴らしいものです。
日々の学校生活は、これまでと同じという訳にはいかないものの、注意をしながらできるだけ元の状態に近づけるように考えながら授業を進めています。例えば、グループでの話し合い活動も短時間で行い、正面に向き合わなくてもよい隊形をとって行うなどです。また、学校行事や様々な体験活動等についても、内容や方法について検討しているところです。生徒の意見をもとに計画をしていきます。決定したものから順次お知らせしていきますので、今しばらくお待ちください。
先日、「校長からの宿題」ということで、生徒に休校期間の振り返りをしてもらいました。私が中学生だったら怠けきった日々になっていたかもしれませんが、生徒の書いたものの中には「勉強」という言葉が予想以上に数多く出てきていました。計画通りにできた生徒もそうでない生徒も、やはり「勉強をしなくては」という思いをもちながら生活していたことが分かります。また、日々の授業がないことに不安を感じていたり、新しい形の宿題のやり方に戸惑っていたりという生徒が多かったことが分かりました。しっかり受け止め、これからの授業に活かしていきたいと思います。
勉強に不安を感じたり、暗いニュースに心を痛めたりする生徒も多くいましたが、せっかくの「お家生活」を充実させる工夫もたくさん見られました。特に多かったのが料理に挑戦したというもので、中には夕食を作った人もいました。家の手伝いをしたという記述もかなりの数ありました。家庭で普段と違う役割を担い、意欲をもって取り組めたのだと感心しました。保護者の皆様のご協力があったからこその結果かと思います。ありがとうございます。
また、登校初日を振り返る内容では、「みんなに会えてうれしかった」「6時間の授業はかなりきつかった」「当たり前の生活へのありがたみを感じた」「再開したのは嬉しいけれど不安がないわけではない」「感染が終息している訳ではないので、予防に努めたい」等の感想が多く見られました。様々なことを少しずつ乗り越えながら、新しい学校生活を創り上げてもらいたいと思っています。
緊急事態宣言が解除され、世の中が少しずつ元の生活に近づけていきつつあるこの頃ですが、生徒も教職員も感染を防ぐため、不要な外出を控えるなどの予防的行動を引き続き行いながら学校生活に臨みます。ご家庭での協力が不可欠になりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。