1学期もあと一月 7月1日

 梅雨の合間の爽やかな日が何日か続きました。田んぼは水をたたえ、植えたばかりの稲の苗が青々と風にそよいでいます。暑さは増してきましたが「よい季節だな」と目や鼻、肌で感じて日々を過ごしています。保護者や地域の皆様も少しずつ日常を取り戻されていらっしゃるでしょうか。

 学校でも再開から1か月が過ぎ、全く同じではないものの以前の日常に近い生活を取り戻しつつあります。先日は生徒総会を実施し、生徒会スローガン「冴気力~ONE TEAM~」「合言葉はTogether」が承認されました。また地域とつながる活動として、有志ボランティアを6回実施するという提案もあり、生徒たちはこの状況に諦めていないことがよく分かりました。また、外部講師を招いての学習も始まりました。3密を避ける観点から、未だ多くの方に来ていただくことはできていませんが、できることから少しずつ生徒の学びを保障していきたいと思います。

 また、今後の校外活動や学校行事等のあり方について、保護者の皆様にはご心配いただいていると思います。学校としては、現段階ではできるだけ生徒に多様な学びをさせていきたいと考えています。実施方法等については検討しなければなりませんが、1学期中に中止・延期したようなことについても実施する方向で検討をしています。

 2学期すぐに予定されている3年生の修学旅行ですが、現在、町教育委員会とも連携をしながら実施について検討を続けています。1学期中には実施の可否について判断をしようと考えています。検討内容等がまとまり次第、保護者の皆様にはお伝えしていきます。

 また、2年生のチャレンジワークは、日程を短縮して実施をする方向で調整しているところです。

 今回の対応は先が見えず苦心することも多いのですが、今までの「当たり前」の考えを捨て、本当に必要なことについて改めて考える機会にもなっています。企業ではリモートワークの取組が進んでいるとも聞きます。私たちも学校のあり方について考え続けたいと思います。

 1学期も残り1月となりました。これまで生徒が元気に学校で学習に取り組んでこられたのも、保護者の皆様をはじめ地域の皆様のご協力の賜物だと感じています。残りの日々が充実し、かつ2学期の様々な学習活動への準備期間になるよう、教職員一同、力を合わせてがんばります。引き続き応援よろしくお願いいたします。