8月23日 2学期の始まりに寄せて
暦の上では立秋が過ぎ、季節は秋に移っていますが、暑さはまだまだ絶好調です。そんな中ですが、2学期がもうすぐ始まろうとしています。
さて、生徒の皆さんはこの夏休みをどのように過ごしたでしょうか。あまりの暑さにエアコンと友達になっていた人も多いかもしれません。また、 今年の夏はオリンピックも開催されたので、連日、オリンピック観戦をした人も多くいるのではないかと思います。
1学期の終業式では、①目標を立てて、それに近づけるように具体的に努力を重ねること ②普段できないことができる機会だから、「興味がない」とスルーせずに挑戦してみること の2点を伝えました。このことを意識して過ごして、「いつもの夏休みよりも少し頑張れた」と感じてくれていると嬉しいです。
私自身のことを振り返ると、今年の夏はよく仕事をしました。一方で、オリンピック観戦にはまりました。開会式に始まり、卓球、ソフトボール、バドミントン、体操、水泳、バスケットボール、野球、柔道、陸上競技、レスリング、スケートボード、ボルダリングなどなど、本当に多くの競技を目にしました。初めてルールを知った競技もありました。選手の必死に取り組む姿に息を飲み、競技後には何もなかったかのように笑顔で互いを讃え合う様子に胸が熱くなりました。好きなことだから頑張れるだろうと考える一方で、国を背負って戦うことへのプレッシャーは想像を超えるものだろうとも考えていました。また、国民全員が五輪開催を望んでいる訳ではないことを知りながら、その舞台に立つことの意味を自問自答していたのだろう、それを乗り越えて今の選手たちがいるのだろうとも感じていました。その競技を続けることによって競技力だけでなく、人間力が磨かれていくのだろうと思いますが、今年のオリンピックまでの道のりは長く険しかったため、より一層磨かれたのではないかと思いました。
そのような選手の皆さんの思いや気迫のこもったプレーには、勝敗関係なく心をつかまれました。本当に素晴らしかったですね。
さあ、今度は私たちの番です。頑張って、楽しんで、悔しがって、大切な1日1日を積み重ねていきましょう。