地域とともに

 新年度が始まり、1か月半。進級時の新鮮さや目標に向けての気持ちの高まりが少し落ち着いてきた感じでしょうか。しかしそれは、年度初めのモチベーションや新たに頑張り始めたことを続けられるかどうかの岐路に立っているのかもしれません。特に、うまくいかなかったときや疲れているときは気持ちがくじけがちですが、少しでもいいから続けることに意味があると私は思います。「継続するということは、同じことの繰り返しではなく、成長し続けること!」なりたい自分や目標に向け、時には自分の弱い心と闘いながら、今日できることを継続し、習慣にしていく、そんな1学期中盤になるとよいですね。

 さて、そのような中、校内では6月1日(土)の冴気祭(体育会の部)に向けての取組が本格的になってきました。先日は学級委員会主催で「グラウンドをきれいにし隊」(環境整備)を実施したところ、生徒や保護者の方以外にも、20名以上の地域の方が早朝より草刈りに力を貸してくださり、中学校(の生徒)がいかに皆さんに支えられているかを改めて感じました。体育会当日、生徒たちは、感謝の意も込めて最高の演技をお届けしますので、短時間でもご観覧いただければ幸いです。

 また、5月16日(木)には、令和6年度佐伯小・中学校第1回学校運営協議会を行いました。初回ということで、まず和気町教育委員会から学校運営協議会制度についての説明や委員の委嘱がありました。今年度の委員は、下山義徳さん(会長)、横谷祐二さん(副会長)、石原玲子さん、小田昭美さん、藤原廣美さん、中嶌祥乃さん、青盛迪子さん、今田功さん、後藤圭子さん、高坂弘美さんです。その後、授業の様子を見ていただいたり、小・中学校の学校運営の基本方針を説明し承認いただいたりしました。協議の場面では、「子どもが少ない分、地域の力は大きい。同じメンバーで過ごすことのメリット・デメリットを踏まえ、子ども目線で考えた取組を。」「園小中で様々な体験をさせながら、人生の土台づくりを。」などの意見が出され、学校、地域、保護者が一体となって佐伯の子どもたちを育んでいくための良いスタートが切れました。学校と地域が繋がり合い、佐伯の実態に合ったより効果的な取組となるよう、進めていきたいと思います。   

 写真は、南山方からの風景と学校運営協議会の様子です。佐伯にある素晴らしい資源(もの・こと・人・情報)を生かしながら、地域とともにある学校づくりを進めてまいります。

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