幸せを左右する「自分で決める力」
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7月を待たずに梅雨明けと本格的な暑さが到来した今年の夏。やっと夏休みがやってきたという感じでしょうか。1学期を振り返ると、校外学習をはじめとする数々の行事や新しい学年での学習、日々の学校生活を通じて、真剣な中にも楽しむことを忘れず、仲間とともに目の前のことに取り組む生徒たちの姿がありました。これも、保護者の皆様のご理解・ご協力、地域の皆様のご支援があったからこそと感謝しております。生徒も教職員も、この節目に、何が成長し何が課題なのかを確かめ、次に繋げていきたいと思います。
先日、キャリア教育の一環として実施した高校の出前講座で、「進路は、自分の場所を自分で探して自分で決めることが大切で、そのためには、自分がどんな高校生活を送りたいのかを思い描き、目標をもって一歩一歩努力を重ねていくことが大事」というお話をしていただきました。この「自分で決める」=「自己決定」ということは、主体性を高めていくキーワードで、最近教育業界でよく耳にする言葉です。また、神戸大学・西村和雄特命教授と同志社大学・八木匡教授の研究では、2万人の調査から、所得や学歴よりも「自己決定」が幸福度に強い影響を与えるということがわかったそうです。自分で決めると、自ら判断、努力し、目的を達成する可能性がより高くなり、また、達成した結果に対して責任と誇りをもつとのことです。
人生は選択の連続であり、その時々の判断・決定・行動が自らの人生を創っていきます。この正解がない不確かな時代に、最適解を目指して判断・決定し、実行する力を高めるには、生徒が自分で考え決める機会を保障し経験させることが必要です。本校でも、意識して自己選択・自己決定の場の設定するよう先生方に伝えています。まだ中学生なので、ベストの選択ができないこともあるかもしれません。私たち大人はつい、失敗しないように傷つかないように手を出してしまいがちですが、判断材料やアドバイスは与えても、子どもが決めたら任せて見守るということが大切ではないでしょうか。それが、うまくいったこともいかなかったこともひっくるめて、自分の行動に責任と誇りをもつことに繋がるのだと思います。
夏休みは、学期中に比べ、自分で決めて行動する場面が格段に増えます。生徒のみなさん、この夏は、学習や生活の目標・計画をはじめ、小さなことでも自分で決め、実践することを心がけてください。誘惑に負けずやりきることで、きっと達成感や充実感が味わえ、ワンランク上の自分に出会えるはずです。 ご家庭や地域で過ごす時間が長くなる夏休み、保護者の皆様、地域の皆様も、生徒が自分で決める場面を意識するなど、生徒の自立を促す見守り・サポートをお願いいたします。