令和5年度 特別の教育課程の実施状況等について

   学 校 名    和気町立佐伯中学校

1.特別の教育課程の実施状況に関する把握・検証結果

(1)特別の教育課程編成・実施計画に基づく教育の実施状況
  A 計画通り実施できている
  B 一部、計画通り実施できていない       A  ←記号で回答
  C ほとんど計画通り実施できていない

 

(2)実施状況に関する具体的事項
 ① 特別の教育課程に基づく教育を実施するための実施体制(校務分掌等)

   特別の教科「オーラルコミュニケーション」実施のために、県費及び町費負担の非常勤
  講師を配置し、ALTとの協働により授業を行っている。

 ② 生徒への教育上の配慮等(発達の段階並びに従来の英語科の内容の系統性への配慮等)

   「オーラルコミュニケーション」においては、英語科の進度を踏まえ、小学校段階から
  の既習事項を活用する場面を設けるとともに、海外との遠隔交流授業やALTとの交流活
  動を各学年に計画的に配置し、学年が上がるごとに高度なものになるよう配慮している。
   また、これらの活動は、転出入があっても支障のない内容となっている。
 
 
(3)保護者及び地域住民その他の関係者に対する情報提供の状況
  A 実施している  B 実施していない     A  ←記号で回答

  ※保護者及び地域住民その他関係者に対する情報提供方法の工夫等について、具体的に
   記載すること。(公開授業、HP等)

    オーストラリアの学校との遠隔交流授業やALT交流会については、学校のホーム
   ページで紹介している。また、学校評議員会でも授業の内容等について説明している。
   

(4)評価の結果について
 ① 自己評価
  ○英語特区の取組はグローバル人材の育成につながっているか。【教職員】 
    肯定率:40%(R5) -37
  ○英語特区の授業は英語によるコミュニケーション力の向上に役立つ【生徒】
    肯定率:83%(R5) -6
  ○英語特区の授業を通じて、外国や英語への興味・関心が高まった【生徒】
    肯定率:78%(R5) +11
  ○英語特区の授業は英語によるコミュニケーション力の向上に役立つ【保護者】
    肯定率:82%(R5) +12
  ○英語特区の授業を通じて、外国や英語への興味・関心が高まった【保護者】
    肯定率:73%(R5) +9

  <考察・改善策>
   総合評価:B
    英語特区の取組も年々定着してきている。オーストラリアとの遠隔交流では、全体
   交流から少人数(2・3名)での交流に変えたことで、生徒一人一人が話す活動が増え
   た。特区を楽しみにしている生徒がいる一方で、確かな成果につなげるには時間が少
   なく、教職員の肯定率が低い。町の取組方針を理解し、英語科以外の教職員も英語に
   関する興味・関心を高めていかなければいけない。これまでも各教室に英語表示を入
   れているが、教科を越えて英語に親しめるような対策を考えたい。

 ② 学校関係者評価
   総合評価:B
  ○グローバル人材の育成までつなげることを考えると時間が足りない。
  ○英語特区については、関心度は高まっているが、もう少し時間数が増える方向で進めて
   ほしい。
  ○英語によるコミュニケーションの向上に関しては、ある程度の評価を得られているよう
   だが、ゴールをどこに設定するかを考える必要がある。
  ○町の施策ではあるが、特区のあり方についてはこの辺りで一度見直しが必要ではないか。