振り返り言葉にすることの大切さ
今日で2学期が終わります。まだ30℃以上の気温の中で始まった2学期ですが、季節も移り変わり今では吐く息も白くなりました。1年間の中で最も長い学期ですが、ただ長いだけでなく、様々な学習や活動を通して多くの生徒達の成長が見られました。
文化祭をはじめ秋季備前東地区大会、生徒会役員選挙、2年生のチャレンジワーク、人権集会、アウトリーチや出前授業での音楽体験などの行事だけでなく、地域とつながる活動として、ひまわり園へのハンドケアマッサージ、小学校・にこにこ園への読み聞かせ、保育実習、地域をきれいにし隊、中学生だっぴ等も経験してきました。
中でも文化祭については、これまで佐伯中学校が取組の核としてきた「地域とつながる活動」という新しい目的を加味したものに変革し、その中心となり進めたのが3年生の生徒たちでした。新しいものを生み出すことの難しさや見通しのもてない不安と戦いながら準備や練習に取り組むという経験を通して、挑戦することの楽しさや達成感、仲間を信じることの素晴らしさについて、生徒たちは身をもって感じたことと思います。
社会の変化が大きく速くなっている現在、出会ったことのない課題に直面する機会が増えています。今後、この傾向はますます拍車がかかり、生徒たちが大人になる頃には、更に答えの見えない課題が増えているかもしれません。そんな社会で自分自身を輝かせて生きるために必要なものとは何でしょうか。周りの人とつながり、笑顔と元気を共有して前向きに取り組む姿勢は最大のものではないかと思うのです。
生徒のみなさん。この2学期にはたくさんの笑顔と元気、頑張りがありました。そして、それをたくさんの人と共有していました。また、目の前のことを素直に受け止め、自分はどうすればいいかをよく考えていました。既に2学期の反省はしていますが、2学期最終日の今日、今一度自分を振り返り、成長したことやできなかったことを言葉にしてみてほしいです。そうすることにより、次の目指すものにつながっていくはずです。
保護者・地域の皆様、今学期も変わらず本校の教育活動へのご支援・ご協力をありがとうございました。皆様の支えがあったので生徒たちは学校生活をのびのびと過ごすことができました。教職員が教育活動に専念できたのも皆様の支えがあってのことと感じております。家庭や地域で過ごすことの多いこの休業には、普段の生活ではできないことを子どもたちにしっかりと味わわせていただき、心の栄養を補給してよい形で3学期に臨ませていただけるとありがたいです。
最後になりましたが、皆様、よいお年をお迎えください。