我が国における学校給食は、明治22年に始まって以来、各地に広がっていきましたが、戦争の影響などによって中断されました。戦後、食糧難による児童の栄養状態の悪化を背景に学校給食の再開を求める国民の声が高まるようになり、昭和21年6月に米国のLARA(Licensed Agencies for Relief in Asia:アジア救済公認団体)から、給食用物資の寄贈を受けて、昭和22年1月から学校給食が再開されました。同年12月24日に、東京都内の小学校でLARAからの給食用物資の贈呈式が行われ、 それ以来、この日を学校給食感謝の日と定めました。昭和25年度から、学校給食による教育効果を促進する観点から、冬季休業と重ならない1月24日から1月30日までの1週間を「学校給食週間」としました。(文部科学省HPより)

この学校給食週間には、各校で取組が行われています。佐伯中学校でも給食集会を実施する予定でしたがインフルエンザ流行のため集会は実施せず、給食関係者の方あてて全員で書いたお礼のメッセージを代表生徒から贈る予定にしています。

体力保持のためにも栄養バランスのとれた食事を心がけ、充実した毎日にしたいものです。

 

 

今日は、社会科の学習で瀬戸税務署から講師の先生をお迎えし、租税教室を行いました。

授業の前半は税のしくみなどの基礎的な内容を学び、後半は税金の使い方についてグループ協議をしました。示された八つの内容(①福祉、②教育、③公共事業、④医療、⑤治安、⑥世界平和、⑦地方、⑧環境)はどれも大切なもので、順位付けをするのは難しかったようでした。

具体的な給与明細の見方等も教えていただき、将来に想いを馳せた人もいたのではないでしょうか。また、アタッシュケースに入った1億円を見せてもらいその重さに驚きが隠せませんでした。

 社会の一員として、納税について意識ができたのではないかと思います。

心新たに漸進を

 令和初のお正月を迎え、いつもの年明け以上に気持ちの改まった人も多いかと思いますが、皆さんは今年の目標を立てたでしょうか。このような「節目」といわれるものはいつも通りの日常を見直すよい機会になるものてす。

 3学期が始まり、早いもので既に10日が経ちました。3年生にとっては人生の節目となる入試が迫っており、また1・2年生にとっても次の学年への準備期間に入っています。つまり、今年度の締めくくりである「3学期」でもあり、来年度に向けた準備期間でもある「0学期」とも言えます。この短い3か月を生徒の皆さんはどんな気持ちで過ごせばよいと思いますか。
 タイトルに書いた「漸進」という言葉ですが。「ぜんしん」と読みます。「ぜんしん」と言うと「前進」を思い浮かべる人が多いかもしれません。「前進」の対義語は「後退」ですが、「漸進」の対義語は「急進」です。気持ちを新たにしたときには、やる気に満ちあふれていて前に進もうとするものです。それが悪いわけではありませんが、「3学期であり0学期」を充実したものにするためには、具体的な目標の実現に向けて計画を立て、少しずつ進んでいくことが大切だと思います。たくさんの成果が見えなくても、一見後退しているように感じても、あきらめることなく目標に向かって一歩ずつ進んでいきたいですね。 体調管理に気をつけて、お互いに磨き合っていきましょう。

 保護者の皆様、地域の皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。教職員一同、心新たに生徒の成長のためにしっかりと力を尽くして参ります。引き続き家庭や地域での支えをお願いいたします。

終業式を終えたタイミングで、今年度の薬物乱用防止教室を行いました。

講師として来てくださったのは、備前署生活安全課の加藤さんと西谷さん(元警察官で現スクールサポーター)です。若い世代を中心に大麻の使用が増えていることや、薬物が心身に及ぼす影響について、薬物を使用の罪に問われた人のその後の人生についてなど、実際の話を交えながらお話していただきました。

また、長期休業前ということで、一般的な注意点などについても話してくださいました。

薬物というと遠いところのもののように感じますが、いざというときのためにも正しい知識を得て、自分で適切な判断ができるようにしたいですね。

振り返り言葉にすることの大切さ 

 今日で2学期が終わります。まだ30℃以上の気温の中で始まった2学期ですが、季節も移り変わり今では吐く息も白くなりました。1年間の中で最も長い学期ですが、ただ長いだけでなく、様々な学習や活動を通して多くの生徒達の成長が見られました。

 文化祭をはじめ秋季備前東地区大会、生徒会役員選挙、2年生のチャレンジワーク、人権集会、アウトリーチや出前授業での音楽体験などの行事だけでなく、地域とつながる活動として、ひまわり園へのハンドケアマッサージ、小学校・にこにこ園への読み聞かせ、保育実習、地域をきれいにし隊、中学生だっぴ等も経験してきました。

 中でも文化祭については、これまで佐伯中学校が取組の核としてきた「地域とつながる活動」という新しい目的を加味したものに変革し、その中心となり進めたのが3年生の生徒たちでした。新しいものを生み出すことの難しさや見通しのもてない不安と戦いながら準備や練習に取り組むという経験を通して、挑戦することの楽しさや達成感、仲間を信じることの素晴らしさについて、生徒たちは身をもって感じたことと思います。

 社会の変化が大きく速くなっている現在、出会ったことのない課題に直面する機会が増えています。今後、この傾向はますます拍車がかかり、生徒たちが大人になる頃には、更に答えの見えない課題が増えているかもしれません。そんな社会で自分自身を輝かせて生きるために必要なものとは何でしょうか。周りの人とつながり、笑顔と元気を共有して前向きに取り組む姿勢は最大のものではないかと思うのです。

 生徒のみなさん。この2学期にはたくさんの笑顔と元気、頑張りがありました。そして、それをたくさんの人と共有していました。また、目の前のことを素直に受け止め、自分はどうすればいいかをよく考えていました。既に2学期の反省はしていますが、2学期最終日の今日、今一度自分を振り返り、成長したことやできなかったことを言葉にしてみてほしいです。そうすることにより、次の目指すものにつながっていくはずです。

 保護者・地域の皆様、今学期も変わらず本校の教育活動へのご支援・ご協力をありがとうございました。皆様の支えがあったので生徒たちは学校生活をのびのびと過ごすことができました。教職員が教育活動に専念できたのも皆様の支えがあってのことと感じております。家庭や地域で過ごすことの多いこの休業には、普段の生活ではできないことを子どもたちにしっかりと味わわせていただき、心の栄養を補給してよい形で3学期に臨ませていただけるとありがたいです。

 最後になりましたが、皆様、よいお年をお迎えください。