「感動200%~文化祭・中学生だっぴに思う~」

 10月6日(土),サエスタにおいて開催した文化祭,目を閉じれば頭の中に,全校合唱曲【Fight】のフレーズ「がんばれ♪がんばれ♪」が響いてきます。生徒一人一人が,誰かを応援しようと気持ちを込めた文化祭のフィナーレを飾るにふさわしい歌声でした。そのため,生徒たちだけでなく,その場にいた人々の心に響くすばらしいものになったと思います。また,生徒たちが,『Fight~届けよう!元気と笑顔を~』のスローガンのもと,自己愛・友愛・家族愛・地域愛という4つの愛を発揮したことも,充実感と達成感を感じさせ,記憶に残るものになったとも思います。朝早くからご来場いただき発表をご参観していただいたご家族の方々や地域の方々のお気持ちが,会場の雰囲気を温かく包み,生徒たちにとって大きな力となったと思っています。ほんとうにありがとうございました。これからも生徒の活動に応援をよろしくお願いします。

 さて,佐伯中学校は「地域とつながる活動」を進めています。このつながる活動は,生徒も地域も自己肯定感が高まる取組だと考えています。先日は,【中学生だっぴ】を開催しました。この会は,中学生・地域の方・高校生・大学生が「学校にいく意味は? 等」のテーマに沿って,自分の思いを自分の言葉で伝える『本気のコミュニケーション』を体験する活動です。参加者全員が,自分の人生にとって大切なものに気づかされたり,気づいたりするすばらしい場になりました。生徒の感想にも,「いろいろな価値観をもった人と思いを共有できて良かった。」「自分を見つめるよい機会になった。」「大人が本音を話す姿から学ぶべきものがあり,今を大切にしようと思った。」等,自己肯定感の高まりを感じさせる感想が多くありました。事実,事前事後のアンケートの『(自分の未来は自分で動けば変えられると思っている)の肯定意見は,事前56%→事後75%』『(自分にはよいところがある)の肯定意見は,事前70%→事後90%』からは会の成功を見ることができました。AIが人間に替わる未来に対して,人と人とが「触れあい」「語り合う」ことを大切にしてほしいと願っています。われわれ教職員は,生徒とともに,地域と学校をつなげる取組を展開していきます。そして,義務教育卒業時に自立している生徒であり,将来,地域を育てる佐伯っ子として,地域で活躍する生徒を育成していこうと思います。これからも,家族の方々,地域の方々のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いします。