- 詳細
- 公開日:2018年09月28日(金)11:22
「 秋に思う ~いいことが起こる人の特徴~ 」
この数日はずいぶん涼しくなりました。猛暑・酷暑と呼ばれた夏はたった1か月前のこと。畑のあぜ道に咲く彼岸花も盛りを過ぎ・・・あっという間に秋も深まり,1か月先には,北の各地からは雪の便りも聞こえるかもしれません。『四季』の移り変わりは早いものです。先月の24日(月)は中秋の名月でした。「中秋の名月」とは,十五夜とも言われ,月見をするには最も良い日と言われています。月見の風習は古く,9世紀頃に中国から伝来し,月を見て詩歌を詠んだり,祈りを捧げたり,月を愛でる風習が続いています。そして,日本には『四季』を味わう素晴らしい文化や伝統があり,その一つ一つがとても趣に富んでいます。特に秋は「スポーツ」「芸術」「勉強」「読書」「食欲」「収穫」など語尾に『の秋』のつく言葉がたくさんあるように,何事をするにも一年の内で最高の季節だと考えられています。何をやるにも過ごしやすく,勉強に運動に最適の季節です。特に,3年生は進路選択の佳境の季節で,実力を大きく伸ばす時です。1・2年生にとっては心を大きく成長させる時です。ぜひこの時を大切にしてほしいと願っています。
さて,中学校では6日(土)に行われる文化祭に向けて,練習の終盤戦,学級の仲間が一丸になって,最高の舞台を創り上げるため,頑張っています。どの生徒の表情も充実感に満ちあふれており,当日のパフォーマンスが楽しみです。学年それぞれの思いのこもった文化祭にぜひご来場いただき,お子様の成長を感じてください。よろしくお願いします。当日は,弁論大会・全校合唱・吹奏楽同好会演奏も組み込まれています。地域とつながる活動を続ける生徒の思いが届き,会場が一杯になることを祈っています。ご近所の方にお声かけいただければ幸いです。
生徒のみなさんへ。
学級や学年を越えた仲間のために取り組み,自分にとって充実した文化祭にするために,いいことが起こる3つの特徴を,早稲田大学名誉教授の加藤諦三先生のエッセイ(重要箇所のみ抜粋)から紹介します。
☆ いいことが起こる人は,『自分から動く人』である。しかし,いつもいいことが
起こる人はいない。いいことが起こるように,いいこと悪いことを含めて,起き たことを自分の行動でいいことにつなげている。物事から逃げず対応することが 大切である。(中略)うまく対処できるときもあれば,うまく対処できないとき もある。しかし,対処することによって自信が芽生える。つまり,【自ら動けば 自信がつく】のである。また,起きたことを,相手や周りのせい(責任転嫁)に |
しないことも,いいことが起こる人の特徴です。 ☆
文化祭に向けて,学級の中での自分の立ち位置を再確認してほしいと思います。自分ができることは何かを考えて行動すれば,相手から思いやりを得ることができる。それが周りに伝わり,いいことが波及する。文化祭で,いいことが一杯起き,満足感に満ちあふれることを期待しています。