昨日から人権週間が始まりましたが、今日の5・6時間目に「人権集会」を行いました。

講師はNPO法人パッション代表 福田 睦(ふくだ むつみ)さんで、障がい者に関わることを仕事にされている方です。『「支えること」と「支えられること」』と題しての講演は、ご自身の経験を元にした身近な内容で分かりやすく、生徒たちも集中して話を聞くことができていました。

講演後、福田さんから「大人の研修会より生徒の皆さんがしっかりと聴いてくれて、目を合わせながら話ができたのでとても話しやすかった。中学生、すごいですね。」とお褒めの言葉もいただきました。

相手を理解しようとする、変化に気づく、声をかける、話を聞く、自分にできることをする……こういうことが大切であること、そして障がい者に対してだけでなく私たちの間でも同じことが言えるのではないでしょうか。互いに支えたり支えられたりしながら「お互い様」と思える柔らかい心をもっていたいと感じた集会でした。

期末考査が終わり、また学校に日常が戻ってきています。朝晩はすっかり冷え込むようになり、生徒たちも手袋やネックウォーマーなど防寒具を着けて登校するようになっています。

 今日は、校内の掲示物にスポットを当てます。様々な工夫をしながら、それぞれの担当が時機にあった掲示物を作成し、学びの環境づくりをしています。写真は、保健室前廊下、ランチルーム入口、東階段です。

 何気なく目にしているものですが、生徒の意識につながればよいという願いが込められています。

 また、3年生が防災に関する学習の成果物を校内のいろいろな箇所に掲示しています。このような日々の取組も大切にしていきたいものです。

 

 人権週間に寄せて

 早いもので今年も残すところあとひと月となりました。少し前まで汗ばむような日もありましたが、冷たい風が校庭を吹く日も増えてきています。長いと言われる2学期もまとめの時期に入ってきました。

 先月号で紹介した2年生のチャレンジワークですが、受け入れてくださった事業所の方からうれしい言葉をいただきました。
 「一度やり方を教えたことは、次の日には指示をしなくても進んで実施できていた。次に何をしたらよいか考えて取り組む姿勢がよかった。」
 事前の学習を踏まえて、しっかりと構えをつくって臨んだことや、少し先のことや周りの人のことを「想像」することを実践したことで、事業所の方からの信頼を得ることができたのだと思います。

 相手のことをよく知り、その立場になって考えること-これは人権を尊重する態度にもつながります。人間は一人ひとり違い、誰一人として同じ人間はいません。感じ方や考え方、それまでに生きてきた環境やしてきた経験にも差があります。抱えている事情も人それぞれでしょう。その人の置かれている状況等を知り、察したり考えたりして想像することで、相手を理解し尊重することができるのです。
 12月4日から10日は人権週間です。
 学校でも講演会等で生徒たちに考える機会を作っていきます。人を大切にすることはどういうことか、お互いが尊重し合える社会にするために自分なら何ができるのかなど、ご家庭で話題にして一緒に考えてみていただければと思います。

佐伯中学校は、現在2学期期末考査前のテスト週間です。今学期のまとめのテストということで、各自が計画を立てて学習に取り組んでいます。

 今回、このテスト週間にあわせて放課後学習会を実施しています。4日目の今日は、1年生「社会」、2年生「英語」、3年生「国語」でそれぞれの教科担当の先生に質問することができるようにしています。

    いよいよ明後日からテストということで、どの学年も真剣に学習に取り組んでいました。もちろん結果は大切ですが、どう取り組んだかの過程が大切です。

自分なりの学習スタイルを身につけるためにも、しっかり考え、自分に合った学習を見つけてほしいと思っています。

    風邪も流行っています。当日、ベストな状態でテストに臨めるよう無理をしすぎず、精一杯がんばってほしいものです。

 

寒い日が続いています。本校でも発熱等で欠席をする生徒がちらほらいます。校内でもマスクをしている姿が増えています。

そんな中、ほっこり温かくなるようなことがありました。

佐伯にこにこ園の年長さんが、先日のチャレンジワークや保育実習のお礼にと勤労感謝の日にちなみ手作りプレゼントを届けてくれたのです。寒い中、玄関前に整列し元気よく「ありがとうございました」のあいさつをしてくれました。帰る前に1人ずつ握手をしましたが、みんな冷たい手でした。

子どもたちのがんばる姿はもちろんですが、生徒達ががんばったことが伝わっていたことを嬉しく感じました。いただいたプレゼントは、もう少ししてから皆さんの見える場所に披露する予定です。お楽しみに。